ABOUT

当院について

正直になるということ

医学の父と言われるヒポクラテスは、「人は自然から遠ざかるほど病気になる」という格言を残しました。長い間東京で暮らし、
働いてきましたが、生まれ育った環境というものはどうしても忘れがたく、故郷に対する憧憬の念は常に感じていました。
今回、浜松に開業させていただいたのも、そのような思いがあってのことです。

さまざまな医院に勤務して、いつしか自分の医院を持ちたいと強く想うようになりました。自分の理想を反映させた医院を持ちたい。自分だったら、親兄弟だったら、友人だったら、どのような治療をしてあげたいだろうか?
そのような原点に立ち返って、お互いに本音で話し合い、一緒に問題に対処していく。そのような医院をつくりたいと思いました。

多くの方たちの助力を得て、今回はその第一歩を踏み出すことができました。
スタッフも当初は不慣れな所があるかもしれませんが、末永く、お付き合いいただければと思います。

当院が大切にしていること

徹底した院内感染予防対策

2019年、世界を震撼させた新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)もようやく落ち着きをみせてきました。しかし、インバウンドをはじめ、海外との交流が増え続けている現在の日本で、同様の事態はいつ起こってもおかしくありません。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ことはたやすくとも、医療機関はそうであってはならないと考えます。世の中が困っている時こそ、医療は機能し続けなければなりません。
当院はそのような事態になってもできる限り、通常通りの診療を提供し続けられるよう、日頃から徹底した感染対策を行っています。
また、当院は院内感染対策の専門教育を受けたNPO法人 日本・アジア口腔保健支援機構(JAOS)の第一種歯科感染管理者の所属する認定医療機関です。安心してご受診ください。

限りなく、清潔に。
院内感染予防を徹底するための
設備

歯科治療はそのほとんどが外科治療です。口腔内(口の中)という唾液や組織液、鼻腔や気道からの分泌液、あるいは血液が混在する環境で使用した器具には当然それらのものが付着し、感染源となります。
できるだけディスポーザブル(使い捨て)のものを使用することは対策として有効ですが、全ての器具を使い捨てにすることは現実的ではありません。そのため、繰り返し使用する器具については、器具の「再生処理」が必要になります。「再生処理」とは使用した器具を再び使用可能な状態にする処理のことです。
当院は安心、安全な歯科医療を提供するために、国の施設基準よりはるかに厳しく、科学的に有効性が裏付けられた一連の消毒・滅菌機器群を開院当初より導入し、再生処理を行っています。
また、口腔外サクションを全てのユニットに装備し、感染源の飛散防止を行っています。

ウォッシャーディスインフェクター(WD)による
洗浄、消毒、乾燥

ウォッシャーディスインフェクターはタンパク質の除去を目的に、洗浄、すすぎ、消毒、乾燥までを自動で行う機器です。家庭用の食洗機によく似ていますが、機能は医療用途専用に非常に高度なものになっています。
「ディスインフェクター」という名前の通り、薬液と熱水を用いた強力な水流による洗浄により、多くの感染性物質を除去することができます。手による洗浄に比べて洗浄効率が良いことはもちろんですが、スタッフが鋭利な器具でケガをするリスクも減らすことができます。

専用シーラーを用いた包装による無菌性の確保

歯科で使用される多くの器具は、滅菌後の無菌性を保ったまま保管をするために、滅菌前に包装袋に入れてシーリング(封鎖)を施します。
コストを重視し、低品質な滅菌バッグや非医療用のシーラーによる包装を行っている医療施設もございますが、それらの品質が低いと、滅菌器による滅菌作用を減じたり、またシーリングが不完全であったり、穴が空いたりして、滅菌物の無菌性が失われてしまいます。
当院では、品質が保証された滅菌バッグと、医療用途専用のシーラーを用いて被滅菌物を包装し、保管、管理しています。

クラスBオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)による確実な滅菌

小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ規格EN13060では小型高圧蒸気滅菌器の性能要件とそれに付随するテスト方法が規定されており、医療機器はそれぞれに適した滅菌サイクルタイプ(Sterilization cycle type)で滅菌する必要があります。
ヨーロッパ規格EN13060ではクラスB、クラスS、およびクラスNという3種類の滅菌サイクルタイプがあります。その中で唯一クラスBサイクルだけが全ての形状の被滅菌物(固形、中空物、多孔体、一重包装、二重包装)を滅菌できるとされています。
クラスN滅菌器は現在も多くの歯科医院で使用されていますが、クラスN滅菌器の場合は包装されているものや中空構造のものは滅菌できず、また滅菌後の保管もできないとされているため、医療用途に用いることは適切ではありません(残念ながら我が国には歯科医院で使用する滅菌器の種類を細かく規定する法律はありません)。
当院では、ヨーロッパ規格にならい、包装された器具はクラスBオートクレーブにて、また、使用頻度の高い非包装のものに限り、クラスSオートクレーブを併用して滅菌しております(当院のクラスSオートクレーブは包装物や中空構造のものにも対応した機器です)。

口腔外サクションを全てのユニット(治療イス)に標準装備

歯の清掃時や、切削時には大量の飛沫が飛び散りますが、その中には細菌、ウイルス、唾液、血液が入り混じっています。これらの飛散を抑えるのが口腔外吸引器(口腔外サクション)です。
歯科医院の施設基準では1つの歯科医院に1台あればよいとされていますが、当院では口腔外サクションであるフリーアーム・シーテクト-FI(東京技研製:画像)を全てのユニットに標準装備し、感染予防に役立てております。

Check!

滅菌機能の検証について(バリデーション)

その器具は本当に滅菌されていますか?
滅菌処理を行った器具が果たして本当に滅菌されているかどうか。これは「滅菌機器が正しく動作している」という検証を行うことで保証されます。この検証を行うプロセスをバリデーションと言います。
正しく再生処理された器具を提供するために、滅菌機器に対して定期的にバリデーションを行うことが推奨されています。
当院では以下の機器を用い、専用インジケータを確認することでバリデーションを行っております。

  • MELAcontrol Helix

    高圧蒸気滅菌器の蒸気浸透性を測る試験の規格である欧州規格EN867-5に対応したMELAcontrol Helixを使用して滅菌性能の検証を行っています。これは「クラスB」オートクレーブのための試験用具で、中空体の器材の滅菌への最も難度の高い要求をシミュレートするものです。

  • コンパクトPCD
    (Process Challenge Device)

    中空の滅菌物を模して作られており、高圧蒸気滅菌器の空気除去あるいは蒸気の浸透性に対して適切な負荷を有し、滅菌工程の重要なパラメータに適切に反応する機器です。この機器を用いて、「クラスS」オートクレーブの試験を行っております。

拡大視野で行う精密歯科治療

歯科用マイクロスコープ(手術用実体顕微鏡)は、治療部位を大きく拡大して見ることができる特別な顕微鏡です。肉眼では見えない小さなむし歯や、歯の根元の細かい部分までしっかりと確認できるため、より精密な治療が可能になります。

マイクロスコープの特徴である高い拡大倍率と強力な同軸照明により、従来の拡大鏡では見えにくかった神経の通っている管なども、マイクロスコープを使えばはっきりと観察できます。そのため、より正確に、かつ最小限の治療でより健康な歯を残せるように治療を行うことも可能です。

精密歯科治療

根本の原因を見つける
精密診断設備

「治療した歯がまた痛くなった」「詰め物がすぐ取れてしまう」
よくお聞きするお悩みとしてこのようなものがあります。

このようなことが起きてしまう大きな原因には、一時的な痛みや症状を取り除く「対症療法」ばかりに目が向けられてしまい、歯の病気の原因が根本的に解決されていないことが挙げられます。
当院では、充実した診査・診断設備によって根本的な原因を追求することを心がけています。

歯科用CBCT

歯科用CBCTは、歯科治療用に開発された小型CT装置です。医科用の大型CT装置と比べて、被ばく量が非常に少なく、かつ非常に短時間で検査が終わりますので、負担がとても少ないのが特徴です。近年では耳鼻咽喉科領域でも導入されています。

歯科用CBCTによって、例えば歯を支える骨の厚さや、神経の管などを立体的に、高い精度で調べることができます。これにより、より安全で正確な治療計画を立てることが可能になります。

初診の診療の流れ

  1. Flow01

    問診票へのご記入

    初診の場合、問診票に必要事項をご記入いただきます。
    問診票は安全で適切な治療を行っていく上で重要な資料になりますので、お手数ですが全ての項目につきましてできるだけ正確にご記入ください。
    服薬中のお薬がある方は、お薬手帳をお持ちください。お持ちでない方は覚えている範囲で結構ですので問診票にご記入ください(次の回にお薬手帳を確認させていただきます)。

  2. Flow02

    問診

    問診票の記入が終わりましたら、順番に診療室へ案内いたします。
    これまでの治療の経緯や現在のお悩みなどをお伺いし、今後の治療方針を決定いたします。ご不明点やご要望がございましたら、遠慮なくご相談ください。

  3. Flow03

    検査

    実際にお口の中を確認し、記録をとらせて頂きます。また、お口の全体を写すレントゲンを撮影させて頂き、現在の状況を確認します。

  4. Flow04

    お口の状態と治療の説明

    歯や骨の状態などの検査結果をもとに、説明をいたします。
    また、その時点で治療が必要と思われる部位について考えられる治療計画を説明いたします。
    治療について、それぞれの利点、欠点を説明し、必ず納得していただいた上で行うことを心がけております。

  5. Flow05

    処置・投薬(必要な場合)

    痛みや腫れが強い場合などは、応急処置あるいはお薬の処方を行って症状の緩和を行います。

  6. Flow06

    次回のご予約・お会計

    診察室または受付で次回の予約をとらせていただきます。
    最後にお会計をしていただき、診察終了となります。

お支払いについて

当院では、各種クレジットカード(Visa、Mastercard、JCBなど)および多様なキャッシュレス決済(PayPay、LINE Pay、交通系ICカードなど)に対応しております。お好みの決済方法をお選びください。

アクセス

施設基準について

(医療DX)第1952号
(歯初診)第111141号
(外安全1)第1143号
(外感染1)第1143号
(医管)第1126号
(手顕微加)第236号
(歯技連1)第1号
(歯技連2)第1号
(歯CAD)第1840号
(根切顕微)第212号
(補管)第30763号
(歯外在べI)第623号